西日本ペットボトルリサイクルは、新日本製鉄、三井物産ほかの企業と北九州市が出資して創立したペットボトルのリサイクルを目的とした企業で、年間に約八〇〇〇トンのペットボトルを処理する能力を持っている。中国・四国・九州地区で回収されたペットボトルのリサイクルを目標にしており、通産省が全国で初めて「エコタウン事業」に認定している。この工場では、市町村などが分別回収してリサイクルセンターや不燃物処理施設などで圧縮減容したペットボトル(ベール)を受け入れて、洗浄などで異物を取り除いた後、細かく破砕してフレーク(薄片)状にし、さらに洗浄・選別した後に溶融、押し出して再生PETペレット(円柱状のかたまり)を生産している。再生PETペレットは、樹脂会社に運ばれてさらに精製され、その後は繊維工場へ運ばれて再生繊維になるか、成型工場へ運ばれて洗剤用ボトルや文具などに成型されてリサイクル品として市場に出荷される。PETボトル協議会の調査によれば、一九九七年度にペットボトルから再生された樹脂は八三九八トンで、その七一・四%が再生繊維に利用され、一三・二%がシート類に、九・〇%が再びペットボトルに、四・四%は雑貨に成型されて再利用されている。日本の代表的な繊維メーカーである帝人は、ペットボトルから作った再生繊維を「エコペットTM」、東洋紡は「エコールクラブTM」と名付けて、作業服や靴下などの製品に加工している。